ムラゴン ホーム
一昨日の夜10時頃、携帯が鳴った。
めずらしすぎる、
息子からの電話。
慌てて出る！
もしもし？
・・・・・あー
ん？どうした？
・・・・・はぁ・・・
もうむりや…
え？（泣いてる？）
なに？しんどいの？
じてんしゃ、ぬすまれた・・・
え。。。(￣O￣;)
合格祝いにと、旦那さんと息子が
2人でおしゃれな自転車屋さんへ行き
買ってもらった自転車。
10万もした自転車。
息子の話をゆっくり聞くと…
進級できるかを見られる1年最後の絵の課題提出が３日後にせまってる。
でも今描き進めているものが気に入りらず、悩んだ末描き直すと決め。
今日バイト終わりに電車でそのまま画材店に行き
絵の具やらの画材を買い、
駅にとめていた自転車で帰ろうと思ったら、、、
無くなっていた
らしい。
なんと鍵を
かけ忘れていたらしい。
「もう無理や…最悪や
あと３日徹夜で描こうと思ってたけど…
留年するかもしれん…」
ボロボロな息子の細い声。
「なんで鍵かけてないねん‼︎そりゃ盗られるわ！高い自転車やのに、どうすんねん‼︎」
と、
言いたいのはやまやまだったけれど。
息子の細い声を聞いたら、
そんな鬼のような言葉はもちろん母は発せず。
「そうか。
ん〜、困ったな。
とにかく警察に盗難届け出しに行こ。」
それでもしばらくは、
あー。とか、うー。とか行き詰まっている息子。
「仕方ないわ。盗られたものは仕方ない。
とりあえず画材買って来たなら、課題を頑張り。やったらできるわ。」
「・・・
おとーは？」
「あー今お風呂やわ。ちょっと待って」
父に代わる…
息子の話を聞き父は
「なにしてんねん！とりあえず警察いけ‼︎
ほなな‼︎」
終了。
なんて冷たい言葉😣
その後もしばらくうだうだ話していたけれど、
急に電話が切れた。
切ったのか、切れてしまったのか、、、
しばらくしてかけ直したが、出ない。
LINE送っても既読つかず。
ダイジヨウブカ？ニイチャン
大丈夫か？息子😰
自暴自棄になって変なことになってないか？
こんな夜遅くにかわいそうに😥
すぐに飛んでいきたい母。
そこは、まだ小さな息子を扱う感覚と変わらない。
冷たい言葉を発した父親に、なんてひどい人なをだと、怒りさえ込み上げる。
一晩、心配で心配で寝付けず。
めちゃくちゃ変な怖い夢を見て目覚めた💀
たくさん送ったLINEにまだ既読はつかないまま。
心配だ。
で、昨日仕事の昼休みに電話をかけた。
しつこいね＾＾
そしたら、2コールくらいで
ブチっと着信拒否？切られた。
あ！息子生きてるわ、よかった。
着色拒否された事実で生存確認できて安心するわたし。
なんだか笑えた。
父親の言葉は冷たかったけど、正論。
自分の行いには自分で責任取るしかないのだ。
母親というのは本当に母性が強すぎて過保護になってしまう。
ニイチャンヲシンジヨウ
＊
きっと昼間の授業は出ずに家で絵を描いてるのでしょう。
芸大は実技が必須科目だから、実技が通れば進級できるらしい。
ほんとか？
息子が前に言っていた。
いまだにLINEは未読のまま。
戦いが終わったら開いてくれるのか。
はたまた戦いに敗れて、留年してしまうのか。
もう、離れているから母はなにもできない。
どんな様子か見えないんだからどうしようもない。
ご飯も食べず、ゾンビ🧟みたいになりながら
あれた部屋で絵を描いているのか。
もう描けずに倒れているのか。
みなさんここで不思議に思われるかと思います。
なぜそんなことになるの？
もっと余裕を持ってゆっくり描けばいいんじゃないの？
絵が好きならそうするもんじゃないの？
と。
私も心からそう思います！
でも、なぜか息子にはそれができない。
今回は随分前から描きたい題材や構図を考えて取り組んでいたのは知っている。
張り切っていた進級課題。
でも、やっぱりギリギリになって
こんなことに。
そこへ更に自転車盗難事件が追い討ちをかける。
神様から試練を与えられたね。
いや、自業自得か。
1人でなんとか乗り越えて行くしかない。
ガンバレ〜‼️📢😲遠くから叫ぶ母。
息子にとっては母と離れていてよかったと思う。
そう思いたい。
彼にとって、絵を描くにはそんな環境が必要だったのだと。
これを乗り越えられないと
大学中退するんじゃないかな？（←また心配ばかり）
何のために大学へ行ったのか。
何のために課題に取り組むのか。
ひとりで描いて行きたいだけなら
大学なんて行かず、好きに描いていたらよいのだから。
自分で行きたいと決めたのだから
なんとかその理由と自分と向き合いながら
最後までやり遂げてほしい。
そう、切実に願います。
おわり^_^
